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銀座と六本木、クラブの客層はどう違う?
接客する側のホステスにとって、客層はとても大切になってきます。
客層次第で接客方法も変わりますし、ホステスのモチベーションやメンタルの状況、それらが影響して収入すらも変わってくるものなのです。
他の接客業よりも密接にお客様と関わるクラブのホステスという職業だからこそ、働く前に客層についても考えておくべきでしょう。
銀座と六本木では、この客層にも異なる点が多々あります。
客層とは、年齢や職業、態度や振る舞いなどのことですが、銀座の街と六本木の街のそれぞれの特徴をイメージすることで、これらも少し掴みやすくなるかもしれません。
それも踏まえて、客層の違いをしっかりと把握しておきましょう。
2人のホステスが自分のお店の客層について解説
では、銀座と六本木の客層に関して説明していきます。
とは言っても、実際に説明や解説をするのは私ではありません。
毎日のようにお客様と接しており、まだ20代ということもあって率直な意見を述べることができる、“みゆきちゃん”と“ちあきさん”のおふたりにしっかりと解説してもらいます。
みゆきちゃんは銀座のクラブで働いているので、銀座のお店の客層について語ってもらいましょう。
ちあきさんは六本木のホステスさんなので、六本木の客層に関する知識は私よりも持っています。
銀座と六本木の街もイメージしながらふたりの会話を追ってもらうと、よりリアルに感じられるかもしれません。
銀座のクラブの客層について
年齢で言うと、60歳を超える男性が多め。
50歳前後のおじさまもいらっしゃるけど、私から見て若いと感じる男性はまず来ないかな
若い人はそこまで銀座にステータスも感じないだろうし。
一言で言うと富裕層なんだけど、あまり忙しい人は来なくて、お金と一緒に時間にも余裕のある人が多いかな
特に大企業に勤めてる人、もしくは勤めてた人が圧倒的に多い。
ドレスコードがあるからだけど、それでも見るからに富裕層っていうのがわかる人ばかりだね
でも嫌な感じはしないよ。
とても優しいし、みんな余裕があるから。
私はキャバ嬢の経験もあるでしょ?
その時のお客様と比べると、相当な違いがあるかな。
器の大きさという部分では特に。
六本木のクラブの客層について
年齢層は若干上がってるし、お金を持ってる人も多い印象はあるけどね。
ちょっとずつグレードアップしてる感じって言ったら伝わる?
六本木の街のイメージ見てたらわかる
騒ぐのが好きだったり、お金を派手に使うことが好きだったりする男の人が多いね。
年齢は40代から50代が主流で、60代の男性もいるけど銀座ほど高年齢層が主体ではないかも。
社長さんでも銀座みたいな大企業とか老舗の社長さんではなく、飲食店経営者やベンチャー企業の社長さんがまあまあいる感じ。
投資家の方とかも多いし、相変わらず業界関係者の人もいる。
芸能人は逆に減っちゃってるよ。
私的にも実感はあるし先輩ホステスからも聞いたことあるけど、昔と比べると芸能人は本当に減ってるって。
ちょっとでも不祥事があると事務所の存続にも関わるから、クラブ遊びを含めた夜遊びは控えるようにってなってるらしい
そういう人は銀座じゃなくて六本木のクラブに出入りする傾向があるよね。
ワイワイとノリが良くて、パーティー感覚で飲む人が多い。
だからって客層が悪いというわけではないけどね
まとめ
やはり街の雰囲気に沿った客層が、それぞれの高級クラブの特徴になっていそうです。
銀座の高級クラブに来られる男性は年齢層が高く、それなりの地位を持つ富裕層であることは間違いありません。
落ち着いてお酒を飲み、女性とのおしゃべりを楽しむ余裕のある男性が大半を占めています。
一方の六本木のクラブを訪れる男性は、富裕層である点は同じですが、比較的年齢が若く、お金を使うことにステータスを感じている人が多いのでしょう。
ですから、お酒の飲み方も派手な方が少なくないようです。
とても賑やかそうであることは想像できるのではないでしょうか。
ホステスを目指す女の子は、こうした客層から、自分に合っていると感じるエリアを選ぶといいのかもしれません。
性格や接客スタイルはもちろん、どちらの客層により受け入れられやすいかを考えれば、自然と絞れてくるのではないでしょうか。
あなたの得意な客層を理解して、働きたい場所を決めたら、高級クラブの面接を受ける際の注意もチェックしてましょう。
これで面接も怖いものなしです。