【ホステスの働き方マニュアル】クラブでの接客時のポイントまとめ

目次

クラブで働くホステスの接客時のポイント

自由奔放に接客をしてお金が稼げるのはキャバクラ嬢までです。クラブの、特に高級クラブのホステスとなれば、そのような接客ではお客様を満足させることなどできません。

高級クラブのホステスが接客する際に心得ておきたいポイントをまとめておきます。どれが欠けても質の高い接客にはならないと思っておきましょう。

①言葉遣いには細心の注意を払う

少しおバカなイメージが通用するのも、キャバクラ嬢の特権でしょう。高級クラブのホステスに求められるのは、正しい言葉遣いです。正しい日本語であり、相手の気持ちに立った言葉の選び方に細心の注意を払わなければいけません

難しい言葉を使う必要はありません。日本語として間違えていなければ、あるいは癖のある言葉の選び方をしていなければ問題はないのです。

最近の若い女の子の特徴なのか癖なのか、「なんか」という言葉をよく耳にします。うちのホステスにもいますが、必ず注意します。「なんか、今日朝起きたら、なんかすごく体が痛くて、なんか仕事面倒臭いなと思って……」のように喋る女の子が多いです。

「マジで」、「ヤバい」などの言葉遣いもよくありません。語尾が「〜っすか」などとなる女の子もたまにいます。普段は大丈夫でも、お酒が入り場が盛り上がってくるとついつい出てしまうホステスもいますから、常に大事なお客様と接していることを忘れずに言葉を大切に扱うように心がけてもらいたいものです。

②普段からニュースなどをチェック、話題についていけるように

高級クラブのお客様は富裕層が多く年齢層も比較的高めです。そうは言っても、お客様にも個性があります。色々なお客様がおり、それぞれ思考や価値観が異なるのです。当然、好きであったり得意な話題も異なります。

お客様は自身の好きなトークテーマで盛り上がりたいと考えているので、ホステスはそれについていかなければいけません。

高級クラブのホステスは、接客時にあらゆる話題に対応できるよう、普段からニュースなどをチェックしておくべきです。新聞を読むもよし、雑誌を読むもよし、ネットで情報を集めるもよし、できれば全て行い、どのような話題が飛び出しても困らないようにしておきましょう。

高齢のお客様でも話題はとても若いことも珍しくありません。堅いニュースだけではなく、スポーツや趣味関連、最新情報や流行などにもアンテナを張り、情報を集めておくべきです。

ニュースなどのチェックは言葉遣いを正すためにも使えるので、そうした点も意識しながらチェックすれば一石二鳥ではないでしょうか。

③お客様の話を「聞く」能力が重要

高級クラブはお客様とホステスの会話が繰り広げられる場です。しかし、両者は対等ではありません。ホステスはおもてなす側で、お客様の満足度を考えて接客をする必要があります。

多くのお客様は、ホステスに話を聞いてもらいたいと思い来店されています。中には女性の話を聞きたいという方もいますが、少数派でしょう。ホステスは、“聞く能力”を持っていなければいけません。

聞く能力を備えたホステスと会話をしたお客様の満足度は、間違いなくアップします。

ホステスは、自分の主張をできる限り控えましょう。喋る頻度や量を抑え、男性の喋りたい欲を満たすことを考えるべきです。相手の話を耳に入れるだけでは、聞く能力があることにはなりません。

お客様の話を丁寧に聞いていることを示すサインを出す必要があります。頷いたり、相槌を打ったり、笑ったり驚いたりなどの表情を作ったり、こうした反応が全てサインとなります。

「すごいですね」、「面白いです」、「なるほど」などの言葉による反応もお客様を気持ち良くさせるでしょう。こうしたことができてこそ、聞く能力があると言えるのです。

④ホステスはチームワークも大切

1人のお客様に対して、係とヘルプのホステス複数人で接客するのが高級クラブです。ここで重要になってくるのがチームワークです。

キャバクラと異なりお客様をホステス同士で取り合うようなことにはならないシステムとなっているので、お互いに協力しながらお客様が満足し、お店を贔屓してくれるような形へと持っていかなければいけません

誰かが和を乱すような行動をとれば、それがお客様にもダイレクトに伝わってしまいます。それが複数人のホステスで接客する難しさであり、チームワークが重要な理由です。

普段からホステス同士の関係が悪くならないように注意する必要があります。陰口を叩かないなどは必ず守りたいことですし、お互いに気を遣いながら、情報の共有を意識したり何気ない会話でもいいのでコミュニケーションを取りつつ、お互いの距離感を縮めておかなければいけません。

それができれば、接客時にもお互いをフォローしながら、時に気を遣いながらお客様の満足度を高めていくことができるでしょう。それはホステス全体やお店全体の利益につながります。やがて自分に返ってくると、ホステスは心得ておくべきです。

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